歯科処置(破折、露髄、抜歯)
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先日の歯科処置のお話です。
ミニピンちゃん、13才。
数年前から口臭が気になったり、片方の頬が腫れたり、噛みたいものが噛めなくなったりという症状があったそうです。
ずっとやらなくてはと考えていたオーナー様でしたが、
お近くの病院では高齢のため麻酔NGと言われ、横浜市から当院へご相談にいらっしゃいました。
確かに口臭と歯石と歯周病がすごかったです。。
触るのも痛がるし、腫れてしまった既往歴を考えると
歯周病からの根尖病巣(HP内歯科診療参照)を疑い、
抜歯治療を提案いたしました。
まずは13才でも麻酔OKかを確かめる検査。
全身の身体検査と血液検査にて確認し、お年を感じさせない結果にオーナー様もビックリ
まだまだ体の機能は衰えていないのであれば、麻酔はOK!
当日、事前に点滴も行い準備万端。
歯石が多すぎて気が付かなかったのですが、
歯周病だけではなく、歯が折れていて神経が露髄していました
ただの露髄であれば治療も選択肢の一つなのですが、
すでに根尖が感染している可能性が高いこと、
この歯自体の歯周病が進んできていることから抜歯を選択。
抜歯もありましたが全部の歯を無事治療できました!
麻酔からの目覚めもよく、起きてすぐから他のワンちゃんに吠えてました(笑)
これからは頑張って歯磨きしましょうね