歯の破折、抜髄処置(歯内処置)
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こんにちわ!
どんどん暖かくなり、お散歩日和が続いていますね!
今日のブログは先日行いました歯の治療の話題です。
今回行ったのは「抜髄」です。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、
歯内処置・神経治療などとも呼ばれており、
どちらかと言うと獣医療より人の治療では一般的な治療です。
内容はというと、
なんらかの原因で歯の中身である歯髄(神経や血液の通るところ)が傷んでしまい、そのままでは歯根(歯の根っこ)まで悪くなってしまうような歯を予防的に治す治療です!
人の場合、虫歯などが神経に達してしまった場合に行うことがあるようですが、
動物の場合はほとんど虫歯はありません。
動物の場合は神経が露出してしまった(露髄)破折(歯が折れること)のときに、この処置を行います!
ピンク色の部分が露髄しているところです。
少し欠けた程度の破折であれば様子を見れるのですが、
露髄してしまうとそこからばい菌の感染がおこり、
歯髄炎→歯髄壊死→根尖病巣→抜歯
と、最終的にその歯を抜くことでしか治療ができなくなってしまいます。
根尖病巣がなければ、その歯を残すことが出来る!
それが抜髄処置なのです!
処置の流れはとても複雑なため、今回は省略しますが
これまで抜歯しかできないと思われていた歯の破折の
治療ができることは飼い主様の強い味方だと思っています!
処置ができるか、費用はいくらかなど
ご相談はお電話でも結構ですのでお問い合わせください!