子宮蓄膿症|豊洲の動物病院なら「とよす動物病院」へ

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子宮蓄膿症

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一部手術中の写真がありますので、ご注意ください。
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子宮蓄膿症とは、子宮内に大腸菌などの細菌感染が起こり、膿が子宮内部にたまってしまう病気です。
割と耳にする機会も多い病気だと思いますが、発見が遅れると死に至ることもある怖い病気です
生理後1~2ヵ月頃に発生することが多く、年をとるごとに発生率が高まってきます。
ただし、早ければ1才でもなることのある病気です。
 
症状:元気や食欲がない、陰部から膿がでる、水を沢山飲む、おしっこの量が増えるなど
 
治療:麻酔ができないほど全身状態が悪い、その後も出産をさせたいなど、よほどの理由があれば抗生剤や消炎剤などの内科治療を試してみることもありますが、再発のリスクや治療が困難なこともあり、あまり勧められません。
最も効果的な治療はやはり外科的な子宮摘出手術です。
早期に発見し治療できれば、それだけ影響も少なく、すぐに元通り元気になってくれます。
 
予防:生後半年などの早期である必要はありませんが、一般的な避妊手術(卵巣とともに子宮も摘出するため)が効果的です。
 
今回は8才のチワワちゃんでした。
体重は手術前2.5キロほどのチワワの中でも小さな子でしたが、子宮の重さは500g以上ありました。実際には体重は約2キロだったわけです。


お腹がすっきりしたからか、術後すぐに元気食欲も回復し無事に退院されました。

元気になって帰っていく姿を見られてスタッフ一同嬉しく思いました。
 
まだ避妊手術をされていないワンちゃんネコちゃんの飼主様は一度かかりつけの先生と、
子宮疾患の兆候がないかなどご相談されてはいかがでしょうか。
もしも、高齢だから麻酔はできないなどという理由で断られてしまった際にはぜひ一度ご相談ください。

高齢の動物たちでも、しっかり事前検査を行い、負担を減らしていければ歯科処置を含めた麻酔での処置は可能ですし、高齢であればあるほど麻酔をかける処置が必要な病気にはかかってしまうのです。一度かかりつけの先生に断られても、諦めずに治療し、少しでも健康に一緒にいられる時間を作りましょう。

<当院は予約優先制です>ご来院の前にお電話ください

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